メディ女インタビュー

【beaus(ビューズ)】女性の美容全てに対応するスペシャリスト集団

「女性の活躍の場の創造」を掲げ、美に関連する女性専門家のネットワーク日本一を目指した組織づくりを進める株式会社ビューズ。女性の活動支援を目的としていて、フリーランスの方々に仕事をしていただくサポートをメインとし現在その数は1,000人以上。「女性の美に関する専門家集団」として、美容に関するすべてに対応していけるそんなビューズの秘密について代表の鈴木絢子(すずきあやこ)さんにインタビューしました。

2018年03月09日更新

MGL編集部

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美容の専門家集団であり自ら発信できる女性たち「beaus」とは?

ー最初に、「beaus」について教えてください。

鈴木「はい。beausは主に美容に関する企業様からの案件を受けて、それに合った専門家やライターをキャスティングしています。メンバーは美容に関して専門的なことを学ばれていて、かつライティングできる方が多いのが特徴です。SNSをやっていて、自ら情報発信できることも大切ですね。インフルエンサーのような役割もできて企業のお手伝いもできる。それが今の時代には必要な要素となってきています。」

ー具体的にどのような専門家の方がいらっしゃるんでしょうか。

鈴木「美容に関することのスペシャリストが多岐に渡っています。例えば、エステティシャン、ヨガインストラクター、化粧品メーカーをご自分で立ち上げている方、管理栄養士の方、フードコーディネーター。中国で美容家として活躍している方もいます。企業様からの案件や、雑誌などの媒体からの依頼でライティングするといった仕事もあります。タレントさんとの連携で、ヨガ教室やママさんの美容イベントなど、イベント開催も定期的に行なっているんですよ。スポンサーとなるクライアントさんがついてくださって、商品のPRやサンプリングを行なっていますから、相互メリットになる企画になっています。」

ー「beaus」は国内のみならず、活動を国外にも広げていらっしゃるそうですね。

鈴木「東京、大阪、名古屋、福岡と国内で活動を広げていますが、国外でも台湾と上海に支社があり、国外は主に、今は化粧品を国外にも商品販路を広げたい、という企業様の支援をしています。今後は海外でも女性の活躍の場を広げたいと思います。」

フリーランスの女性それぞれの専門性に合わせた仕事をキャスティング

ー鈴木さん自身も学生時代からライターとして活動されていたそうですね。どういった経緯でbeausを立ち上げたのか、教えていただけますか。

鈴木「私自身は、最初はライターというより情報発信をする側になりたくて、学生時代よりテレビなどでしゃべる仕事などをやらせていただいていました。中国に留学していた際に、女性向けファッション雑誌の『Ray』の中国版の美容のページを担当させていただいたこともあります。そして、就職してからは美容業界や広告業界を経験し、広告会社では、ライター専門の部署を立ち上げました。そちらではコピーライターとして業務に携わっていたのですが、化粧品などの効果を説明する際は薬事法を加味した文章でないと載せられませんので、薬事法と美容に関する部署を立ち上げたんですね。」

ーその頃から、ライティングやキャッチコピーの大切さを実感されていたわけですね。

鈴木「そうですね、やはり美容に関する『効果』を説明し消費者にアピールするには、ライティングやコピーはとても重要です。その後、26歳の時に独立して会社を作りました。その際に『美容ライター』から『美容家』と肩書きを変えたのですが、美容家と言いましても、専門知識を活かした書く仕事や商品を監修する仕事が多かったですね。大変案件が多かったので、自分1人では抱えきれなくなって来ました。

そこで、専門家の皆さんを集めて、それぞれの案件にマッチングした人材をキャスティングすることを考え始めたんですね。『女性の専門家集団』として、女性の美容に関するすべてに対応していける人材を集めたんです。2014年の設立当時、メンバーは30人くらいでしたが、今は1,000人以上です。」

ーフリーランスの方にとって「beaus」のような組織は、非常に魅力的だと思いますが、多くの仕事とメンバーの皆さんをどのように結びつけているのでしょうか。

鈴木「毎日のようにフリーランスの方から応募が来ます。やはり皆さん、フリーの方は明日の保障もないし不安定なので『どこかに属していたい』という気持ちはお持ちなのではないでしょうか。登録していただいたら『こんなお仕事ありますけど、どうですか』とお声がけして挙手していただくこともありますし、ピンポイントで、専門性がある方に依頼することもあります。登録のシステムも作って、カテゴリーによる検索システムもありますので、例えば『薬膳』と検索したらその専門家が出てくるようになっているんですね。それぞれの専門家の特性を生かして、仕事と結びつけることができます。」

ー登録希望の方のプロフィールは全て鈴木さんが目をお通しになるんですか?

鈴木「はい、そうですね。私とスタッフで目を通します。資格や肩書き、専門知識、SNSのフォロワー数などの要素を鑑みて『インスフルエンサー』というカテゴリーにするか、それとも『専門家』というカテゴリーにするかはこちらで決めています。」

フリーランスは自分の「見せ方」を工夫する必要がある

ー鈴木さん自身が、フリーランスの「見せ方」をコーディネートしている部分があるんですね。

鈴木「2017年11月に出版した『普通の女子がフリーランスで年収1000万を稼ぐ本』という著書の中でも説明しているのですが、「自分は何をメインにできるのか?」「どういう資格があったらどう生かせるか?」が自分では分かってらっしゃらない方も多いんですね。資格はたくさんお持ちでも、うまく生かせてない、仕事が思うように依頼されないと悩んでる方がたくさんいらっしゃいます。

私たちは『こういったニーズが多いから、ここをメインにして、こういった肩書きにしたら仕事が取りやすいですよ』とアドバイスもして活躍できるサポートをしていきたいんですね。だんだんとその方にお会いするだけで、この方はこんな仕事が合っているな、とわかるようにもなってきました(笑)。」

ー数多くの女性が集まっている組織で、ご苦労される点はありますか?

鈴木「女性同士の集団なので、苦労が多いのでは、と尋ねられることも多いのですが、そういったトラブルはとても少ないです。それは、自由度が高いというのが一つの理由ですね。当社を通さないと仕事を受けてはいけないとか、メンバー同士間で仕事を振ってはいけないとか、そういったことはありません。

女性同士だと嫉妬などトラブルになるのでは?と思われるかもしれませんが、皆さん専門家でいらっしゃるので、それぞれの立場をわきまえている方が多いですね。また、専門性をお互い持っている方々ですから、ランチ会や『美の祭典』といったイベントは、情報交換の場にもなります。そこで、横のつながりもできる。プライベートの話も出来るし、仕事の相談もできて自然と絆も深まっているのではないでしょうか。」

鈴木さんの一日を教えて!

  • 午前中
  • 美容家としてのライティングなど個人の仕事をこなす

  • 12:00ランチミーティング
  • 事務所が青山なので、外苑イチョウ並木のレストランに行くこともあります。

  • 14:00
  • 会社に戻り、定例会議など

  • 16:00
  • 取材を受ける

  • 18:00
  • 会社に戻り、メールの処理など。

  • 20:00
  • 自宅に戻り、Skype会議など。

    会社は土日祝お休みなのですが、やはり表に出る仕事は土日に多くありますので、個人としては休日はほぼありません。美容の仕事は楽しみでもありますので、休みがなくて苦痛とは思いません。

    美は女性の自信に繋がる。情報を消化して自分の言葉で伝えることが大切

    ーお仕事の中で、やりがいはなんでしょうか。

    鈴木「自分がやった仕事に対して喜んでいただける、ということがやりがいなので、依頼してくださったクライアントさんが100%を求めているとしたら120%で応えていきたいですね。それが次の仕事に繋がると思います。でも、自分以外のメンバーに120%を求めるのは難しいことでもあります。例えば、ライターとして悩みすぎて書けなくなってしまうというお悩みがあったりします。その際は、私が赤ペンを入れて、修正点が分かるように提示することも大事かと思っています。こう直しました、と分かってもらうことが、その方の次に繋がるのではないでしょうか。」

    ーライティングの講座も開講されているんですよね。ライティングについてこだわっている点など教えていただけますか?

    鈴木「私自身、もしくはメンバーの方に講師を依頼しています。ライティングに関しては、自分個人の執筆物に関しては『自分らしさ』を多少出すようにしています。でも、『自分らしさ』を出さない方がいいものもあるんですね。そこのバランスはとても気を付けています。

    自分が顔を出して自分が書きました!という場合は、ひとクセあって自分でしか書けないような個性を出すようにしています。連載などは続けて読んでいただけるような工夫は必要なのかと思います。

    ただ、まずは普通の基本的な文章を書けることが大前提なんです。どうしても今は、ブログなどを書き慣れているせいもあり、自分のテイストで書いてしまう人も結構多い。でも、ライターは資格がないだけに『周りに認められて』初めて成り立つ職業なんですね。周囲に『ライター』であると認められるためには、基本的なことがまず大事なので、そこをしっかり指導しています。新聞の内容を要約してもらうなど、文章力を高めるレッスンも効果的ですね。」

    ー文章の基礎力が非常に大切だということですね。

    鈴木「実はもともとは、美大に行って絵の道に進もうと思ったのですが、はたと受験直前に『絵では食べていけない』と気づいたんです。急いで方向転換して文系の大学を受験しました。準備期間が1ヶ月しかなくて、小論文も受験項目にありましたから、猛特訓しまして。その時、猛特訓したことで自分の文章力が飛躍的にアップしたことを感じたんですね。コツを掴んで、自分で文章を書く楽しさを実感しました。そういった経験が今の指導にも生きていると思います。

    言葉というのは『言霊』とも言いますがとても大事ですよね。言葉で伝えることで人を動かすと思います。今は本を書いている時が一番楽しいですね。やはり合っているんだな、と思います。」

    ー女性が美を追究することに関して、鈴木さんはどう考えていらっしゃいますか?

    鈴木「私自身の経験として、高校生の頃にサツマイモでダイエットに成功したんですね。サツマイモは美容に大変良くて、便秘も肌荒れも治って、劇的に改善したんですね。その時に『女性にとって美しく変われるきっかけってすごく大事だ!』と気づいたわけです。綺麗になることに全力をかけよう!と高校生の時に思いました。

    ライターのカテゴリーの中でも『美容』を選んだのはそういった経緯がありますね。やはり、美は女性にとっては自信に繋がり、生き生きと活動できるきっかけになりうると思います。」

    ーSNSを主な情報源としている若い世代に世代に向けて、何かアドバイスなどありますか?

    鈴木「そうですね、やはり今はSNSをやっているというのは必須で、またそれを『やり続ける』ということが大切です。ツイッターなどは文字数が決まっていますよね。その決まった文字数で何がつぶやけるかは練習になると思うんです。自分の言葉で何が表現できるか日頃から練習していけば、独立した際も役に立つと思います。

    私たちは、まだ雑誌世代でSNSもなければ、ブログもありませんでした。どうやって『書く仕事』をしようか?と思った時に、雑誌をくまなく見てみたり、知人に『仕事ないですか?』と言い続けてみたりやっと得られたのが女性向けファッション誌Rayの中国版の仕事でした。今はいくらでも自分発信できる羨ましい時代です。でも、逆に言えば、自分で発信していなければ仕事が来ないという時代でもあります。どんなに能力がある方でも、発信してなければ埋もれてしまいます。SNSは最初は『文章力アップ』という練習目的で始める方がいいかと思います。

    自己アピールを前提として書くよりも、それのほうがいいと思いますね。文章力アップをした上で、情報を自分の中で消化して、自分らしく発信できたらいいと思いますね。それを誰かが見ていてくれて、ある日、本を出しませんか?と言われるサプライズがある時代です。」

    日本一の女性専門家の組織を目指して

    ーbeausとして、また鈴木さん個人として、今後の目標や夢をお聞かせください。

    鈴木「やはり、日本一の女性専門家の組織を目指していきたいですね。女性の活躍の場を増やして支援していきたいというのはありますから、それを達成するために、たくさんの女性のみなさんに仕事を依頼できるよう、専門家組織・化粧品という二軸で今年改めて体制を整えていきたいです。最終的には『女性の笑顔を増やす』ということをキーワードとしてやっていこうと思います。適正な価格で仕事を提案していく、というのもやっていかなればいけませんね。例えば薬事法がわかるなど『専門性』という武器があれば、価格を下げない理由になってきますのでそこが大事かと思いますね。」

    女性の笑顔を増やしていきたい

    鈴木さんは、プライベートではドライブで1人の時間を大事にすることや、ワンちゃんとの時間がリラックスできるとのこと。「ビューズ」は、専門知識を持ったプロの女性たちに、その能力を発揮できる場所を提供するため、日々模索を続けています。多くの女性が働く支援をしていきたいと語る鈴木さんの言葉は、一つ一つに言霊が宿っていて、笑顔とともに美しく輝いていました。

    鈴木 絢子さんプロフィール

    美容家・株式会社ビューズ代表取締役

    大学在学中、北京大学に短期語学留学し、中国上海TVのリポーター、中国売上NO.1雑誌「瑞麗 服飾美容」のライターとして活動。大学卒業後、大手美容外科・化粧品会社の広報PR担当を経て、広告代理店で薬事法・ライターの専門の部署を設立。美容分野のコンサルティングで携わった企業は500社を越す。26歳で独立、会社を設立し、化粧品・健康食品のプロデュースや、講演、MC、メディア出演、執筆など幅広く活動。2014年に女性専門家を束ねるbeaus結成。中国で4億人が視聴する音声アプリ「Himalaya」にて、働く女性の成功術を学ぶ番組「絢子の部屋」 配信中!
    著書:「黄金比メイクメソッド」「朝さつまいもダイエット」「普通の女子がフリーランスで年収1000万円稼ぐ本」他多数

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