メディ女インタビュー

【ANGIE(アンジー)】ユーザーに寄り添うことを大事にしたマーケティング戦略

30代の女性に向けて美容に関する情報を発信している「ANGIE」。「心地よさ 美しさ 私らしさを追求する」というキャッチフレーズをもとに、ユーザーの悩みに寄り添ったサイト作りをしています。そのためにもSEOによるユーザー調査で、ニーズを調査しているそう。そこで今回は、ANGIE編集部の市川茜(いちかわあかね)さんにSEOによるメディア運営について詳しくお話をお伺いしました。

【ANGIE(アンジー)】ユーザーに寄り添うことを大事にしたマーケティング戦略

2018年06月08日更新

MGL編集部

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悩みを解決するためのお手伝いの手段

ーまずはANGIEを立ち上げた経緯を教えてください。

市川 ANGIEの立ち上げは2013年。当時は、Webメディアが全盛期ほど立ち上がっていませんでした。そこで、まだまだ自分たちのできる幅が広く、自由に利益を出していけるところに魅力を感じた社長がIT事業に参入しはじめたのが始まりです。

そこから、恋愛や仕事などで様々な変化が訪れてるであろう30代女性をターゲットにして、キーワードをもとに悩みを解決するための答えを掲示することを目標としてメディアの運営を始めます。

今まではライフスタイル全般を扱っていたのですが、ユーザーに寄り添うためにはニーズを理解してそれに応えることが大事だと考え、現在美容専門メディアにリニューアル中です。

【ANGIE(アンジー)】ユーザーに寄り添うことを大事にしたマーケティング戦略

キーワードマーケティングをもとに、ただキーワードを入れるだけではなく「ユーザーにどういったニーズがあるのか」ということに想像を膨らませて記事の構成を考えています。それをライターさんに送り、記事を書いていただいてるのでライターさん自身の考えと実際のキーワードのニーズとのズレが生じないように、どういったニーズがあるのかを丁寧に伝えるように工夫をしています。

しかし、キーワードを調べてもニーズが出てこない時もあるのが難点です。そういうときは、検索してトップに上がってくる他の記事を参考にしつつ、どういったところにニーズがあるのかを自分なりに落とし込んで、見出しの順番やキーワードを入れる順番を考えています。

新しい発見の連続

ー構成を考える面白さは何ですか?

市川 「こういうことをユーザは知りたいんだ」という発見や、自分の想像でニーズとは的外れな記事を書いてしまったときに「本当はどういうニーズがあるのか」という発見があるとすごく面白いんです。

例えば、構成を考える際にスキンケア関連のワードをツールで検索して、どのくらいそのキーワードが検索されているのか、合わせて検索されているキーワードに何があるのかを見たりとか。そのときにユーザーのニーズを見つけることが多いです。他にも、タイトルの言葉1つでクリック数は変わるな、というのを日々感じています。

【ANGIE(アンジー)】ユーザーに寄り添うことを大事にしたマーケティング戦略

ーどんな記事が人気ですか?

市川 今の時期だったら日焼け止めなどの日焼けに関する記事が人気で、季節ごとにPV数の変動があります。年中通してよく読まれているのは悩みが深いシミなどに関する記事です。また、美白は夏に気にする人が多いですが、美白をキープするためには冬からの準備が大切という記事という記事などは沢山の人に読んでもらいやすいので、そういう意外性を狙った記事も作っています。

美容の先鋭を集めた編集部

ー編集部のスタッフ構成を教えてください。

市川  エスタイル社員の編集者が4名と社内ライターが2名、外部ライターの方々です。ライターのなかにはコスメコンシェルジュの資格を持っている方もいます。キーワードマーケティングに力を入れているので、ニーズを理解した上で自分なりの切り口やオリジナル性を持って記事を書いてもらっています。

今話題の二刀流!?

ーこれまでのキャリアについて教えてください。

市川 新卒でエスタイルに入社して、現在社会人2年目です。入社後半年間は営業を担当。元々編集が希望だったので当社の別サイトである「LiFe」の立ち上げと、ANGIEのリニューアルのタイミングで編集部に移動しました。

現在は編集と営業窓口の両方を担当しています。午前中は基本メールチェックを行い、営業関連のお問い合わせに対応しつつ、記事作成のディレクション。お昼は社員同士が仲がいいので、一緒にランチに出かけることもあります。

ランチの後は納品された記事のチェックをしたり、構成案を考えることが多いです。最初の頃は右も左もわからない中で自分が伝えたいことばかりを伝え、相手が必要としていないことも推してしまい苦労しました。その経験から相手の話を聞くこと・ニーズを知ることが大事だなと思います。また、自分から質問して勉強するというのが会社の基本的な姿勢なので、トライアンドエラーを繰り返して、分からないことがあれば先輩に聞くことが自分を成長させる鍵だと感じています。

【ANGIE(アンジー)】ユーザーに寄り添うことを大事にしたマーケティング戦略

編集と営業を兼務している人は社内でも珍しいですが、フォトショップが使える人はイラストレーターさんの代わりにデザイン系も担当するなど、各々が自分の業務に固執せずに幅広く仕事をしています。私の場合は人とコミュニケーションを取るのが好きなので、引き続き営業として対応をすることになりました。また、マーケティングと編集が同じ部署になっているので編集部の人でも、どんなキーワードがあってどのようなニーズがあるのかというところをしっかりと把握するマーケター的な要素も求められています。

 10-19時が勤務時間ですが、8-17時の早朝フレックスと11-20時の通常フレックスを使える制度があります。朝が得意な社員は早朝フックス制度を利用していて、私は仕事後に用事があるときや講演会・イベントなどに行くときに使っています。社内ではマーケターが多いので編集をもっと自分で勉強したいと思い、編集社のイベントや、メディアのイベントには積極的に足を運び勉強するようにしています。

ー市川さんの仕事のやりがいと苦労はなんですか?

市川 自分の作った構成ひとつで結果が数字に出るというところがやりがいでもあり、苦労するポイントですね。PVやCTR、読了率が数字として見えるので、タイトルや構成をすぐに修正、改善できるところは楽しいですが、その分求められている数字は厳しいと感じています。

私は編集と営業の両方を担当しているのでタスク管理が大変ですが、同じことをやっていると飽きてしまう性格なので別の業務を担当できることは楽しいです。また、営業中に編集に繋がる案件が決まったりすることもあるので、やっててよかったな、と思います。

就活生の自分と真摯に向き合ってくれた代表

ーエスタイルに就職することに決めた理由はなんですか?

市川 1つ目の理由は「この人たちと働きたい」と思ったからです。弊社の面接のときに、代表が学生だった私たちと真摯に向き合ってくれて、とても心を動かされました。また、他の社員の方とお話をした時に、皆さんがすごく個性豊かで生き生きと働いている姿がとても素敵でした。そこで、この会社だったら自分らしく働けるのではないか、と思ったんです。

2つ目の理由は、エスタイルのコンテンツづくりの姿勢に共感したからです。当時、ANGIEはライフスタイル全般を扱うメディアで、様々な切り口でオリジナル性を交える記事コンテンツに魅力を感じました。現在も、SEOを重視しつつもオリジナル性を意識したコンテンツ作りをしています。

私はブログや日記を書いたりコンテンツを読んだりするのが好きです。ただ、それを仕事にできるとは思っていなかったので、就活を始めた頃は全然関係のない会社を受けていました。しかし、好きなことを仕事にするのもいいんじゃないかと考えたときがあり、それ以降はWebコンテンツの制作会社を見ていて、弊社に出会いました。

【ANGIE(アンジー)】ユーザーに寄り添うことを大事にしたマーケティング戦略

入社後も改めて人に恵まれていて働きやすいと感じます。ANGIEがリニューアル中の現在、力を入れていることは今まで以上にメディアで売り上げを伸ばすことです。売り上げを意識して、ニーズに応える記事を書くこと。読まれない記事を作るのではなくて、ちゃんとニーズがあり読まれる記事をを発信していくというところがエスタイルならではだと思います。
 

売り上げ一位のサイトにするために

【ANGIE(アンジー)】ユーザーに寄り添うことを大事にしたマーケティング戦略

ー今後どんなサイトにしていきたいですか?

市川 ユーザーのニーズに応えつつ、売り上げを伸ばすことに力を入れていきたいです。そのためにどういう構成がSEOで上位に表示されやすくなるか、どういうタイトルだったらクリックしてもらいやすいかなどを勉強しています。

私は、まだまだ編集者としては未熟です。今後は、自分が作った構成や書いた記事で掲載順位を上げていくことは勿論のこと、キーワードマーケティングではありきたりな記事になりがちなので、「ANGIEだから読みたい」と思ってもらえるようなオリジナル性のある記事コンテンツが作れるようになりたいです。

また、会社としては将来的にはスキンケア関連で売り上げ一番のサイトになることを目標にしていて、「今後は自社製品の開発も含め色々なことに挑戦していきたい」という野望もあります。

より良いメディアにするための想い

自分のことをまだまだ未熟だと語った市川さん。色々なところに積極的に足を運んで勉強しようとしている姿がとても素敵でした。そこにあるのはもっと良いメディアにしたい、もっとたくさんの人に読んでもらえる記事を作りたい、という想い。そんな想いを終始感じるインタビューとなりました。

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